ひと 地名 時間 曜日 日々のニュースを”色”でみる共感覚者の”えむおu”です。
日本各地でいまこんな事件が起きている
【2024年氷河期世代~牛編事件簿】
事件発生日と事件名加害者を表にまとめてみた
事件発生日 | 事件名 | 加害者 |
2024/4/6 | 別府市79歳殺人未遂事件 | 無職の女(51) |
2024/5/5 | 宮城県大河原町知人男性放火事件 | 無職の女(51) |
2024/5/8 | 新宿タワマンメッタ刺し事件 | 配送業和久井学(51) |
2024/5/9 | 北海道苫小牧市生活保護担当者暴力事件 | 無職の男(51) |
2024/5/31 | 福岡市高校生ひきにげ事件 | 無職末広勝年容疑者(51) |
2024/7/1 | 熊本山鹿市元同僚殺人事件 | 無職園村容疑者(51) |
2024/8/7 | 群馬みなかみ父娘殺傷事件 | 長男を殺人未遂容疑(51) |
- Q共通点はなに?
- A
「今年51歳無職のひと」が起こした事件が多い
1973年現在51歳の加害者の多くが生まれた時代とは?
オイルショックで物価急上昇で戦後初めてのマイナス成長へ~
トイレットペーパーや紙製品など日用品の争奪戦が起き物価も急激上昇
断崖世代が共働きをし各地でマンモス団地や学校数も乱立
学校では1学年7、8クラスと多く子供たちが弱肉強食の世界に身を投じた
子供支援制度はなく、貧富の差も大きくネグレクト家庭も多く存在
子供の発達障害にも気づかれにくい時代
しつけと称して体罰も当たり前にあった 例 戸塚ヨットスクール
親も学校も子供にかまう時間がなく行政支援にも頼れない
オイルショック、オイル・ショック(英語: Oil shock)とは、1970年代に2度発生した、原油の供給逼迫および原油価格の高騰に伴い、世界経済全体がきたした大きな混乱の総称である。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラック企業とグレーな日常
氷河期世代でとんとん拍子に就職できたひとはどのくらいいただろう
高校時代はそれまで来ていた数多くの大学推薦先や企業も減り一部のスポーツ推薦で男子のみという推薦枠しかない年もあった その当時就職優良企業だったNTTなどの企業でさえ軒並み業績が不安定になり求人を打ち切っていた時代で優秀な学校を卒業しても正社員になるチャンスはほとんどなかった頃だ
氷河期世代のひとの多くは断崖世代の親をもっているため自宅での締め付けは半端ない
時間を無駄にしないためにもできるバイトや派遣でその日を過ごす
生まれた人数が多くひとりひとりのケアが行き届かないまま成長した子供時代を過ごす
数少ない推薦大学はジェンダー差別も多く残っていた
求人企業は優良企業が求人を控えブラック企業が多く含まれていた
ホワイトな非正規雇用
氷河期世代は就職活動にも不景気のあおりをうけていた そのため企業では今までの生涯雇用をやめバイトやパートで繁忙期時だけ雇用する「非正規」を増やした その働き方の多くを氷河期世代のひとは経験する
自動車製造工場で「期間工」として忙しい時期だけ雇用し、住居を安価で提供される
昼夜交代で馬車馬のようにいつ打ち止めになるかわからない不安定な雇用環境
そして現在中途採用枠やシニア枠で応募しても派遣やバイトパートなど非正規時代が長いと職歴には良い印象がない 40過ぎた就活&婚活など「活動する場」ではいくら世の中が売り手市場でもお断りメールを大量に受け取ることを覚悟して臨まなければいけない
ホワイト企業のグレーな対人関係
運良く企業に就職できたひとも、会社の上司や先輩は苦労知らずのバブリー時代を謳歌していたパワハラセクハラ三昧世代 耐え忍んで20年間務めた給料がやっと年功序列になるころにはまた新制度を打ち出され最近入社したゆとり世代の新入社員と同額程度の給料で愕然となる
我慢できずに転職した経験があるひとはブラック企業度合が増した若いころの経験からグレーな対人関係の中でも日々メンタルをたもちながら崩壊するまで重い体に鞭をうち朝早く電車にゆられてくる そのうちおかしな言動を繰り返し精神に異常をきたしだす
レモンタイミーで生活費稼ぎ
毎日の生活費が足りずタイミーでバイト先を転々とする氷河期世代
派遣やパートバイト先に慣れたころに1企業からもらえるバイト代の上限が設けられていることを知らされせっかく覚えた仕事先の変更を余儀なくされる
支援状況~行政編~
行政がブラック世代(氷河期世代)への支援開始
中高年の無職や引きこもりが増えたため国家レベルでの支援がはじまったが内容は本当に今の氷河期世代にあっているのか疑問がある
【支援者対象者内容一部抜粋】
①学校卒業後長期の引きこもり(職歴なし)
②身体精神的に障害がある
ブラック世代(氷河期世代)は若いころからあれこれ職業を転々としてきた器用貧乏が多い 若いころから競争社会の中で生きてきた負けず嫌いで弱音をはけない我慢強いひとたちでもある 苦しくても人一倍プライドが高いためか何年もブラック企業やグレーな対人関係の中で過ごしてきた強者だ
その後フリーランスや個人事業主になっているひとも多く議員選挙ですべての生活をかけていっぱつ逆転の人生をねらって選挙という賭けにでるひともいる
逆に家族のもとを離れず結婚もせず親兄弟と生活しているひとも数多く存在する なぜ親と同居をしているか 長男長女として両親を守るという部分の建前と住居費がばかにならないという理由が大半だろう
また都市部から地方への移住を決意しても若年層向けや世帯をもっているや移住者向け支援は多くあるが都市部以外からの単身者への支援はほとんどない 住居費用が払えず役所の窓口で相談しても格安の市営団地は40~60歳以下の非正規単身者は入居できないでいる
支援状況~求人サイト編~
ミドルの転職やシニア向けの求人を探しても直近3年間である程度の企業で職歴がない場合ほとんどチャンスがない 実際に求人の中身をみるためにリクルート系で何社か有名どころを登録してみたが40代50代への求人は雇用側にメリットがある60代より希望も夢もないと感じる 実際企業オファーがあった2社企業に募集しても数多くの求人者で溢れかえり、書類審査で通過したと思っても面接したあと募集に少しでも若い世代がくればすぐさま年齢という壁で落とされるということを目の当たりにした やる気より若さが重要なのは昔も今も変わらない
今の求人サイトには暗黙のルールがところせましとある 未経験者歓迎 やる気があれば経験学歴不問と書いてある求人のほとんどは34歳以下を対象にしている
特にIT企業や事務系のほとんどが20代の未経験者のみを対象に募集している
キャリア形成のためと記載しているが35歳以上はいくらキャリアがあろうが使えないということだろう年齢制限を設けないで募集するよう法律上で決められているため求人する側も30歳までの若者求む!と書きたいがかけないでいる
年齢は仕方ないが一番問題になる部分が”直近まである程度の企業で働いている経験”があるひとというこの見えない枠だ ここでいうある程度の企業とは名が知れている一部上場企業という意味だと感じる 中途採用やシニア枠で採用するなら「信頼できる企業で長年勤めたひとであること」が必要なのだ
コツコツをある程度の会社で働き続けているひとでそういった会社である程度の権限をもっていたひとを3年から5年間人脈をつかって企業としてはノウハウをいただきたいようだ
外資系企業などで在籍年数が少なく転職回数が多い働き方を選んだひと独立してフリーランスや個人事業を経験したひとは40代50代でもし再び就職を望んだ場合 就職にはかなり苦労するだろうと感じた
氷河期世代の就職最前線で思い知る現実
中途採用枠やシニア枠での就職活動には「直近までの職歴」がもっとも大事
バイトやパート、個人事業主、フリーランスをして就職するなら34歳まで(氷河期世代のときは27歳までだった)
40歳過ぎてうまく転職できるひとは名の知れた企業の役員クラス
例 ビックモーター+損保ジャパン+国交省
「顧問」という肩書で出向先、天下り先でも客人扱いを求める
午後出社当たり前で年金の調整やネットサーフィン新聞テレビで時間をつぶす
現役世代の給料の数倍をもらい、周囲に気を使わせモチベーションを下げるまくるバブリー世代の生き残りだ いまだ行政と強いパイプもある
地方にいけばいくほど安定企業と呼ばれる企業が少ないため独占企業や行政関連とのつながりが深い 氷河期世代の非正規組はこういったつながりもないため最初から蚊帳の外だ
まとめ
事件をおこしている1973年の狂牛世代を含む氷河期世代のひとたちは全国各地に存在する 生まれたときから育った環境で報われない過去を経験してきて現在もなお劣悪な境遇や環境から抜け出せないひとにとっていつ何かのきっかけで不満を爆発させ暴れだすかわからない
こういった火種をかかえ今年の事件簿のように爆発するひとが今後増えることは間違いない
もうすこし氷河期世代へ希望がわく世界になってくれることを祈るばかりだ すべての丑年のひとや氷河期世代のひとに当てはまる記事ではありません